「これほどの衝撃を受けたことはなかった」日本とイギリスの戦争
8月15日、73回目の終戦記念日を迎える。あまり取り上げられない日本とイギリスの関係について。
http://www.sankei.com/west/photos/150515/wst1505150001-p4.html
マレー沖海戦
先の大戦について、特に1941年以降は、真珠湾攻撃、東京大空襲、硫黄島の戦い、沖縄戦、広島、長崎の原爆、などいずれも、日本とアメリカとの戦いが注目されることが多い。
しかし、日本とイギリスも激烈な戦いを繰り広げていた。
その典型が、マレー沖海戦である。
1941年12月、日本の勢力拡大を阻止すべく、イギリス海軍はマレーへと向かう。
そのイギリス艦隊を打ち破った戦いである。
撃沈したのは、当時の最新鋭戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」。
https://richardedwards.info/2014/12/10/118/
世界を支配した「大英帝国」の象徴ともいえる2隻の軍艦をわずか数時間で、海に沈めた日本軍。
このことにびっくり仰天したのが、当時の首相チャーチル。
https://therake.com/stories/style/the-wardrobe-winston-churchill/
チャーチルの落胆
まさか日本軍に壊滅させられるなど、予想もしていなかったチャーチルは、このときばかりは、驚き、落胆。起き上がれなくなるほどに…。
“In all the war I never received a more direct shock. As I turned over and twisted in bed the full horror sank in upon me.” (全ての期間を通して、これほどの衝撃を受けたことはなかった。)
と言わしめたほどの、イギリスの大敗北であった。
まさに「大英帝国の終わりの始まり」を象徴するような戦い。
ほかにも、日英の大戦時の関係としては、「アーロン収容所」などがあります。
イギリスに来る方は、ご一読を。
平成最後の終戦記念日
さて今回が、平成最後の終戦記念日。
先の大戦で犠牲となった日本ならびに全ての国の犠牲者に心から哀悼の誠を捧げたいと思います。