負けてがっかり…でもほっとしている人が1人だけ!?

本日行われたイングランドクロアチアの準決勝。試合開始前から、イギリス全土みなテレビに張り付いていました。

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Forlorn but proud, fans applaud England despite defeat

大躍進のイングランド

予選リーグを2位通過した後は、コロンビアをPK戦で振り切り、スウェーデンを破っての準決勝進出。なんと28年ぶりということで、イギリスは大盛り上がり。

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May Pays Penalty as England World Cup Glory Turns Into Headache - Bloomberg

ワールドカップの日を制定?

労働党ジェレミー・コービンは、なんと

イングランド代表が優勝したら祝日を作るべきだ」

という宣言までだしたほど。

 

実現性はともかく、あらゆる垣根を越えて、イギリスが盛り上がっていることを示していよう。ただ、ひとりいまひとつ浮かないのがこのお方。

メイ首相はというと。

ワールドカップの中継を見ている方は、ご存知かと思うが、決勝トーナメントの試合の多くで、参加国の首脳 (大統領、首相、王族など) が観戦にきている。

…がイギリスの政府、王族関係者の姿はいまだ無い…。

 

本当なら、この機会に自分をアピールしたいと考えるのが政治家の常。

なにより窮地のメイ首相なら、なおさらだろう。

 

しかし、ソールズベリーでの元ロシア人スパイの毒殺未遂事件を受け、政治家等のW杯への観戦、参加ボイコットを決めたのである。事件の詳細はこちら。

climbershigh.hatenablog.com

 

イギリスがここまで勝ち進んだのは予想外で、まさにオウンゴールだという指摘も…。

さすがに決勝に進むことになった場合、ボイコットを続けると国民から批判も受けるし、かといって、今更のこのこ出ていくわけにも…。と追い込まれていただろう。

 

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http://www.cityam.com/252281/leaked-audio-theresa-may-feared-banks-would-leave-uk-after

内心、少しほっとしているのでは。(違ったらすいません…)

 

ともあれ、イギリス中は悲しみに暮れています…。盛り上がりが大きかっただけに、イギリスが立ち直るのには時間がかかりそうです。

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https://www.24matins.uk/topnews/worldcup/forlorn-but-proud-fans-applaud-england-despite-defeat-90121