果てしない博士への道のり!?
今日は、イギリスの博士課程と、その過程について、簡単に流れを。
https://www.quora.com/How-do-top-successful-PhD-students-lead-their-lives
イギリスの博士課程
※先に行っておくと、イギリスの博士課程といっても、大学、地域ごとに微妙な違いあり、ここに書いてあることが全て当てはまるとは限りません。その点はご了承ください。
イギリスにおける博士課程は、3年 ~ 4年で、アメリカなどと異なり、コースワーク (いわゆる授業) はほぼなく、ずっと研究に専念することが多い。
ただし、定期的に実施される中間審査にパスすることが求められる。
中間審査
まず、入試における研究計画の審査。研究室に入った後に、研究の進捗度合について、4回の中間審査を受ける。特に1年目の終わりにある中間審査は極めて重要で、これに通ることが実質的な「論文執筆許可」となる。
そして、大学によっては、ここから PhD caididate を名乗ることができるようになる。
この中間審査がほんとにきつい…
中間審査に通れなかった学生は、どうなるの?という疑問はあるかもしれない。
が…………そういう恐ろしい話は長いのでまた今度書きます…。
ともあれ、4つの全ての中間審査に合格すると、「論文提出資格」が与えられる。
そして、模擬審査 (Mock Viva) → 論文提出 → 最終審査 (Viva) という流れになり、最終審査に合格すると晴れて博士号取得となる。
というわけで、入試もある種の事前審査とすると、
イギリスにおいて博士号を取得するためには、7つの審査を越える必要がある。
流れはこんな感じですね。
入試時の審査 →中間審査×4回 → 模擬審査 (Mock Viva)
→ 本審査 (Viva)
博士課程は、自分たちで選んだとはいえ、ほんとうに果てしなく、大変な過程ですね。