大雪にも負けず、EUにも負けず、労働党にも負けず!?
イギリスが大荒れの天気。特に北部は大雪で、交通機関にも大きな影響が。
目次
UK weather latest - snow storm sparks travel chaos on the roads - here's the worst-affected
EU離脱協定書
さて、そんななかで、EU離脱をめぐって大きな動きが。
第1ラウンドの交渉が終わって、第2ラウンドに移ったまでは良かったが、メイ政権の不安定さによって交渉がとまっていた。
第1ラウンドの概要についてはこちらを。
今日になって、しびれを切らしたEU側がついに、EU離脱協定書を発表
『これに従わないなら、交渉は進めない!!』
と言わんばかりの強い姿勢を示した。とりわけ懸案となっていた、北アイルランドとアイルランドの国境問題については、北アイルランドが事実上、EUの関税同盟に残ることを示唆するものであり、イギリス政府には受け入れがたいものであった。
メイ首相の反応
今回の協定書を受けて、メイ首相は、「受け入れません!!」ときっぱり 拒絶した。
また、連立を北アイルランドのDUPも同様にEUの姿勢を強く批判。
でも、これだと誰もが恐れる、No-Deal Brexit、つまりEUからの大混乱の中での離脱の可能性が…。
アイルランドを取り巻く問題については、こちら。
労働党の動きは
ここにきて、注目を集めるのが最大野党、労働党の動き。
これまで、コービン党首は曖昧な姿勢を示していたが、
先日、EUの関税同盟への残留を認める方針を示す。
そのうえで、保守党の中の、親EU派にも協調を呼びかけた。
メイ首相のリーダーシップが疑われている中で、さらに保守党内の亀裂は深まっている。そんななか、労働党の介入は思わぬ影響を与えるかもしれない。
保守党内の、強硬派と穏健派の対立は収拾がつかなくなり始めている。
大雪にも負けず、EUにも負けず、労働党にも負けず…といけるだろうか?