フランスと徴兵制
フランスで徴兵制を復活させるという動き。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180120/k10011295281000.html
テロの脅威への対抗が主たる目的だという。
このことについては、驚きの声も多い。
「リベラル」なマクロンが、ということで意外なところもあるかもしれないが、彼は大統領選のときから訴えていた公約の一つ。
independence.barcelonas.com/2017/05/08/emmanuel-macron-elected-president-of-france-what-does-this-mean-for-france-europe-and-the-world/
そもそも、テロリズムは、フランスが営々と積み上げてきた
「リベラルな社会」を根底から覆すのが目的なのだから、
それを守るために、国民が全力を挙げて立ち上がるべきというのが、彼の主張であろう。
効果は別としても、
「軍事力ではテロに対抗できない!」とか、
「話し合いが必要!」みたいな立場に人からすれば、現実を突きつけられた感のある措置だろう。
ただ、正直に言って、フランス、ヨーロッパが置かれている状況はもうそんな悠長な状況ではない。
一時より落ち着いているとはいえ、
いまだ「戦争状態 (オランド前フランス大統領の発言)」にある。
よって、マクロンの「積極的」なテロ対策の動きは、今後もヨーロッパ全域に続いていくだろう。
今後の動きが注目される。