イギリス英語について

 

 

イギリス英語とは?

 

「アメリカ英語」とよく比較される「イギリス英語」


ただ「イギリス英語」と一括りによく言われるが、


いざその中身は、というと意外に複雑。


よくイギリスは「階級社会」とも形容されるように、その階級ごとの違いがあり、さらに、またコックニー (ロンドンの下町で話される英語) 、


イングランド北東部の「Geordieアクセント」などの地域ごとの違い、もありそれらが絡み合っているからである。

さらに、オックスフォード、ケンブリッジ出身者の話す


「オックスブリッジアクセント」


というのもある。

 

一般的なイギリス英語は?


一般に「イギリス英語」というのは、


「容認発音 RP (received pronunciation) 」


を指すことが多い。これは、BBCイングリッシュとも言わ
れ、公的な場で用いられる標準英語を指す。

しかし、これを用いる人は人口の数%とも言われており、

イギリスでは多種多様な英語が飛び交っていることが分かる。

さらに、英語と階級社会という視点でよく例にあげられるのが、マーガレット・サッチャー


マーガレット・サッチャーとイギリス英語

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Telegraph http://www.telegraph.co.uk/news/politics/margaret-thatcher/8290139/Margaret-Thatcher-held-secret-meetings-with-Indian-mystic.html


中産階級出身の彼女は、イングランド北部の訛りを直すために、

なんと語学学校に通って、RPを習得し、(すごい!)

そしてオックスフォード大学への入学を決める。

この英語の特訓無しに、後に首相になることもなかったろう。

たかが、英語、されど、英語。

その奥深さに、悪戦苦闘する日々…。